伝統的な在来構法による木造建築は、30年も40年も耐用年数があります。そしてその住宅の完成度は職人の腕に左右されてきました。
腕の良い職人によって在来構法で施工された木造建築は、現在主流のツーバイフォー構法による建築と根本的に違うのです。 我が国における住宅に関しては、今後新築より改築・改修・補修の需要が増えることに間違いはないでしょう。ところが現代のリフォームは、せっかく腕の良い職人が造り上げた質の高い住宅を、不必要な部分まで壊して現代風に造り変えてしまうのです。以前の在来構法を活かして修繕するには、技術を持った職人でないとできません。 私達は、その様な在来構法による木造建築の特徴を活かしたまま必要最小限で改修・保繕する技術集団であり、その技術をリフォームと区別して営繕と定義しています。
© Copyright 2000, Cedge Limited. All rights reserved.